50代でのセックスが不安
今回のお悩み
今年52歳です。
年齢を重ねても性欲はあまり衰えず、50代になった今でも妻とセックスをしたいと思っています。
ただ、マスターベーションでは勃起が持続しないことがあり、いざセックスとなると、最後まで勃起が続くのか、妻に受け入れてもらえるのか不安になり、誘うことをためらってしまいます。
友人は「もう性欲なんてない」と話していて、自分だけ性欲が残っているようで少し恥ずかしい気持ちもあります。
気持ちに体がついていかない不安もありますが、そもそも50代になっても性欲が衰えないのは異常なのでしょうか。
(52歳男性)
専門家からの回答
編集部からの回答
牛場 健太 TENGAヘルスケア取締役(編集長)
大学・大学院では神経科学を専攻、おとなセイシルでは性科学や性機能学、生理学の分野を主に担当。2016年に株式会社TENGAへ入社、以来TENGAヘルスケア製品の研究開発を担当。2026年6月TENGAヘルスケア取締役に就任。
関連記事を見る50代でも4人に1人は月1回以上セックスをしている
50代(もちろんそれ以上)でも性欲があり、パートナーとセックスすることは全く珍しいことではありません。
TENGAヘルスケアの調査でも、50代でも4人に1人が月に1回以上セックスをしていました。(パートナーとのセックスとは限りませんが)

逆に、性欲減退は男性ホルモンが減少して発症する男性更年期障害の症状ですので、性欲があるのは健康・正常な状態だと言えます。
また、中高年以降もセックスがあることは、パートナーシップの観点から見ても良い状態だと言えます。
現にセックスレスで離婚が成立する事例もありますので。
加齢による体の変化を理解する
ただし、中高年以降のセックスには特有の注意点もあります。
質問者さんは勃起の不安を挙げられましたが、更年期以降は女性の体にも、腟の乾燥や萎縮、濡れにくい、性交痛といった変化が生じます。
これらでセックスに後ろ向きな女性は少なくないでしょう。
もちろん、特に理由は無いけどセックスに乗り気になれない女性もいます。
二人が満足できるセックスの形をパートナーと擦り合わせる
良いセックスとは、お互いへの尊重と思いやりをベースに、二人で満足することです。
それが守られれば、若いころのような体力や、場合によっては挿入行為だって不要かもしれません。
二人で満足する形を探るために、セックスをしたい気持ちや不安などを、ぜひパートナーと本音で話し合ってみてください。
望むセックスの形が100%実現できない可能性もありますが(むしろその方が多いと思いますが)、お互いを尊重し二人の要望を擦り合わせる姿勢が大切です。
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性欲が続いているのは健康な状態
52歳で性欲が衰えないのは、まったく異常ではありません。
性欲の持続には個人差が大きく、60代・70代でも性欲が続く方はたくさんいます。
友人が「性欲がない」と話していても、それはその方の状態であり、あなたがおかしいわけではありません。
むしろ、性欲が続いていることは男性ホルモン(テストステロン)がしっかり分泌されているサインで、健康的な状態といえます。
一方、「気持ちはあるのに体がついてこない」という感覚は50代では非常によくある変化です。
テストステロンの緩やかな低下や血流の変化に加え、「最後まで勃起が続くだろうか」という不安そのものが勃起を妨げる大きな要因になります。
マスターベーションで持続しないのも、このパフォーマンスへの不安が影響していることがあります。
お互いの気持ちと対話を大切に
妻を誘えないというお気持ちもよく分かりますが、パートナーとの性生活は勃起の完璧さよりも、お互いの気持ちと対話が土台です。
コミュニケーションの延長としてスキンシップとしての性行為が存在します。
ためらいが続くと気持ちの距離も広がりやすくなるため、セックスレスにつながります。
まずは小さな会話からでも始めてみることをおすすめします。
もし勃起がほとんど維持できない場合は、ED(勃起障害)として治療できる可能性があります。
泌尿器科や男性外来に相談すれば、内服薬により勃起力への自信が復活する可能性があります。
性欲があり、パートナーと繋がりたいと思う気持ちは、恥ずかしいことでは決してありません。
ぜひ夫婦性活を楽しんでください。