中イキと外イキの違いとは?どんな感覚?
今回のお悩み
中イキをしたことがありません。クリイキの感覚とどう違うのか、具体的にどんな感覚でイクのか知りたいです。
また、AVでよく見かけますが、中イキしてビクビクしている時にすぐにセックスを続けると、どんな感じになるのでしょうか?
クリイキだと、もうそれ以上触らないで欲しい感じになるのですが、中イキだと違うのでしょうか。
(30代 女性)
注)「ちつ」の解剖学的に正しい表記は「腟」ですが、この記事では一般的な表記である「膣」を使用します。
専門家からの回答
BETSY(べっつぃー) コラムニスト
ポジティブな姿勢でセックスを楽しむ“素敵ビッチ”として2013年恋愛ウェブメディア「AM」にてセックスコラムニストデビュー。現在複数のサイトで連載中。性生活をもっと楽しくするためのコツ、誰にでもできてよく効くテクニックについて語るのが生き甲斐。
関連記事を見る編集部からの回答
綿来 美紀 TENGAヘルスケア社員(ディレクター)
大学時代よりウェブメディアのライターとして活動。 TENGAヘルスケア、iroha関連コンテンツサイトのSEO担当者として2024年2月に入社。
関連記事を見る中イキは体全体で快感を感じる感覚
中イキは外イキ(クリイキ)に比べて、体の奥からこみ上げる感覚と、頭のてっぺんからつま先まで快感が体を通り抜けるような感覚があります。私の場合は、一度中イキすると、ぐったりするほど疲れが出ますね。外イキはそこまで疲れないので、そこは大きな違いだと感じています。
中イキ後は体力を消耗するけど、触らないでの感覚はない
外イキの直後に「触らないでほしい」という感覚は私もあるのでわかります。
逆に、セックスで中イキした後に刺激され続けるのは、私の場合は全然OKです。
実際セックスで、「もうイッてる」となってもピストンが続くことがしばしばあります。その際は、一度オーガズムに達しているので膣内は敏感になっているのですが、外イキ後のような「触らないで感」は感じません。中イキした後もまた中イキに向かっていけます。
ただこれは、そもそも中イキ後は放心状態になっているので、「触らないで」と感じる暇が無いだけかもしれませんが。
中イキするには性感帯の開発も必要
最初から中イキできる人はとても少なく、基本的には膣内の性感帯の開発が必要です。私はアイテムを使ったセルフプレジャーやセックスを通じて、自分の膣内で感じる部分を見つけ、開発して、オーガズムに至れるようになりました。
下記の記事ではGスポットの開発体験談を紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
記事をシェアする
外イキ・中イキの感じ方の違い
一般的によく言われているのが、
「外イキ(クリイキ)」は、
・快感がピンポイントで鋭い
・一気に頂点へ向かい、ピークが短い
・直後に触れられるとくすぐったく感じる
「中イキ(膣イキ)」は、
・快感が広く、身体の奥に深く広がる
・ピークや余韻が長く続きやすい
・直後にも刺激を続けやすく、マルチプル(連続の)オーガズムにつながることもある
これは、刺激に反応する神経のルートの違いや性器の構造によって感じる差だと言われています。
外イキは神経が密集したクリトリス(陰核亀頭)を集中的に刺激することで起こり、そのために鋭い快感や直後の過敏さを感じやすいです。
一方で、中イキはクリトリスの身体に埋まっている部分*や膣壁、尿道、子宮頸部などさまざまな部位への刺激によって快感を得ていて、そのため広く深い快感が持続しやすいと感じる人もいます。
*実はクリトリス本体は大きく、陰核亀頭として体表に出ているのは一部
オーガズムの感じ方には個人で差がある
しかし、オーガズムの感じ方は本当に個人差が大きいです。同じ人でも、その時の体調・心理状態・月経周期・刺激の仕方で感じ方がかなり違ってきます。外イキでも長く深く快感が続いたり、中イキでも直後にくすぐったく感じたりすることもあるんです。
また、オーガズム中や直後に身体がビクンと痙攣するかどうかも、その時々で違います。外イキで何度もビクビクッとすることも、中イキしても全く痙攣しないこともあります。AVでの中イキや痙攣の表現は演出であることの方が多く、「あれが普通」と思う必要はありません。
大事なのは“どこでイク”か、“どんな風にイク”かではなく、自分の体がどう反応するか、ではないでしょうか。「今日は鋭い波だな」「今日はじんわり広がってくる」など、その瞬間の感じ方を楽しんでみてください。快感の形に正解はありません。