女性向け風俗のリアル　リスクを理解した上で利用しよう

　女性が性的な快感を求め楽しむことは、当然のこととして受け止められるようになっています。

　その風潮もあり、昨今は女性向け風俗もじわじわと広がってきました。

　女性向け風俗には「これまで感じられなかった快感を得られる」「満たされた気持ちになる」といったメリットもある一方で、「性被害につながる」「過剰投資をしてしまう」というリスクもあります。

　この記事では、経験者の話も交えながら、具体的な利用方法やメリット・リスク含めてリアルな実態に迫りました。

この記事の監修

二ノ宮 和也 女性障がい者専門 総合「性」サービスTiMEオーナー

通常の女性用風俗での活動経験を活かし、現在は女性障がい者向けのサービス『TiME』を立ち上げ、オーナー兼プレイヤーとして活躍している。

性＝人間の心の在り方という考えのもと、『性』の事を正しく知れる環境づくり、一人ひとりに寄り添ったサービスを提案、提供している。

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ねえねえ、「ジョフウ」って知ってる？友達が利用して「すっごく気持ちよかった」って言ってたんだよね。しょうたと付き合っているから、すぐにはって思っていないけど、気になってて…。

やれやれだぜ。てめーはモヤピンを怒らせた。

え、なに言ってんの…？

…きっとJ◯J◯風なのね。モヤピン、「女性向け風俗」を略して「ジョフウ」よ。あや、ジョフウに興味があるなら、一緒に学んでみましょうか。

女性向け風俗の利用の流れ

　まずはインターネットで「女性用風俗」や「女風」「女性向け風俗」をキーワードに検索し、各店舗の情報収集をしましょう。

　料金体系やコース内容、セラピスト※の特徴を確認します。

※この記事では、性感マッサージをする人を「セラピスト」と呼びます。

女性向け風俗経験者のご紹介

リアルな実態を紹介するにあたり、経験者のAさんとBさんにコメントをいただきました。

女風経験者Aさん

女風にハマり、キャストに「沼った」結果、総額700万円を注ぎ込んだ経験あり。

 

女風経験者Bさん

女風の利用は過去10回ほど。欲求不満だなと感じた時にスポットで利用している。

 

利用の流れは、ネット上で予約→当日受付→サービス実施→支払い・終了です。

私はサイトが作り込まれていて、セラピストの情報が詳細に載っているところを選びました。

少し前までは怪し〜いサイトが多かった印象だけど、最近は見やすくてわかりやすいものも増えてきているわ。

結構いろんな店舗があるんだね。

セラピストってどうやって選ぶ？

　セラピストの選び方としては、プロフィールを確認したり、サイト上にある口コミ・レビューを参考にしてもよいでしょう。

　もしくは、写真や文面の印象を重視するのも良いかもしれません。

あや、この細マッチョタイプはどう？

まだ行くかどうか決めてないの！でも…優しそうかも…。

ねえ待って！！ちょっと待って！俺頑張るから！

しょうたもこういうサービスがあることを知るのも大事よ。

いきなりコースを予約することに抵抗がある場合は、セラピストに会えるBarもあるようだから、そこに行ってみるもの良いかもね。

ただし、目的が明確でないと、ホストクラブのような感じでお酒を飲むことになるので、会話したり、触れて相性を見極めるという目的を持つことが大切よ！

マッチョが良い、きれい系が良いなどご自身の好みに合わせて探しても良いですね。

口コミよりもプロフィールをしっかりチェックするのがおすすめです。

大きく分けて、エロいこといっぱいできますという性感重視のタイプと、イチャイチャできますなどの甘々系の2種類のキャストさんがいらっしゃいます。

そのあたりを事前に見ておくと実際に会った時にギャップが少なく、不安を少なくできると思います。

初回の利用時間は何分がよいか

　利用時間のコースは、70分、90分、120分、150分など時間を選択でき、「お泊りコース」等もあります。

最初はそのお店で一番短い90分で予約したのですが、『初回はカウンセリングの時間が含まれているから120分の方がおすすめですよ』と言われてその場で延ばしました。

『2回目以降からは90分でもいいと思いますよ』 と言われましたね。

おすすめは90分か120分ですね。事前にこんなプレイがしたい、コレをやってほしいなど決まっている人は90分で十分楽しめると思います。

ただ、自分がどういうことをしたいかわかっていない場合、じっくりカウンセリングをしてプレイに入る120分が良いと思います。

トータルでどれくらいの金額がかかる？

　上記の施術代のほかに、別途交通費やホテル代を負担する必要があります。

　都内だと7000円〜程度かかるので、120分コースを予約したい場合は約3万円と考えておけば良いでしょう。

　自宅での利用もできます。その場合は一度会って信頼できる人かどうか確かめた方が安心です。

ね、結構お金かかるよ。

だから、まだ勉強しているだけだから！

施術代、ホテル代、交通費のほかにも指名料やオプション料金がかかる場合もあるので、事前に料金体系を確認しておくのがいいわ。

自分の要望はどこまで伝えられる？

　一番最初に、重点的にマッサージしてほしい箇所や、オイル・パウダーが苦手でないか、性感マッサージの際に重点的に刺激してほしい箇所などのカウンセリングがあります。

私の場合は、かなり詳細にカウンセリングがありました。

何をしてほしいか、してほしくないかを具体的に確認してもらいましたね。

クンニは苦手だからしないで、耳が弱くて好きだから耳攻めて、とか。自分が責めたいかも聞かれました。

中でも面白かったのは、BGMどうするかまで聞かれたことでした（笑）。『なんでもいいよ』と言ったらヒーリングミュージックになりました。

私もBGMについて聞かれました！要望については、幅広く応えてくれる印象です。

私の求める性的趣向が対応可能なセラピストを何度か指名して、細かく同意をとりながらいろいろなお願いをしました。

例えば私は男性に全裸で首輪をつけて膝立ち…などなどお願いしたり…。精神的に相手を服従させるような、ハードな要望も出した経験があります。

BGMまで聞いてくれるなんて面白いね〜。ハードロックでもいいのかな？

モヤピンが癒やされるならそれでいいんじゃないかな…。

当日の流れ

　店舗によって違いがありますが、大まかな当日の流れとしては、カウンセリング→シャワー→マッサージ→性感マッサージ→シャワーです。

女性向け風俗を利用して良かったこと

　女性向け風俗の体験者に感想を聞くと、非日常的な体験により心が開放され、満足感や癒しを得られたという方もいます。

　また、性に対してオープンになる機会となり、セルフプレジャーでは得られない感覚や感情を探求できるという声もあります。

テクニックがある人に出会えました。一般の人とのセックスとは比べ物にならない回数のオーガズムを得られましたね。

上手な人って、足とか背中、腕を触っている段階でもなんか上手なんです。触られて気持ち良いなってゾクゾクする感じでした。

パートナーに比べて、自分の要望を言いやすいというのはありますね。

基本的には何を言っても引かれないので。あとは、待ち合わせで出会った瞬間から彼氏の距離感で来てくれるのがキュンキュンします。

特に、ランキング20位以内の人とかだとそういったコミュニケーションが上手だな、さすがプロだなと思います。

やっぱりプロは違うのかなあ…。

女性向け風俗を利用する際に知っておくべきリスク

　これまでお伝えしてきたように、女性向け風俗のメリットは多くあります。

　一方で、関係性が薄い人と性的なコミュニケーションをすることのリスクや、依存してしまうリスクも伴います。

セラピストによってはマナーが悪いことも

　店舗側がセラピストの教育を実施しているとはいえ、人によってはマナーが悪い場合もあります。

1度だけ、無断で挿入されそうになっていたことがあり、怖かったです。

自分ははっきりと断ってやめてもらったのですが、押しに弱い人だったら受け入れてしまうのではないでしょうか。

また、セラピストの質は結構ばらつきがあるなと思いました。

※女性用風俗での挿入行為は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律で禁止とされています。

これは怖すぎぃ〜！ちゃんと知った上で利用するのは大事だね。

さすがにこんな人は多くないと思うけれど、こういうリスクに備えてしっかり自分の言葉でYES/NOを伝える準備をしておくことも大事よ。

感情的に依存し、過剰に投資してしまうことも

　セラピストに恋愛感情を抱き、借金や生活の破綻につながるケースもあります。

　あくまで「サービス提供者」と「客」という認識を持ち、依存しないように気をつけましょう。

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これから女性向け風俗の利用を考えている人へ

　女性向け風俗について具体的な利用方法とともに、メリット・リスクを含めてご紹介しました。

　女性向け風俗を適切に利用して楽しむためにも、以下の4つのことを意識しましょう。

1.  利用目的を明確にする

　リフレッシュ、性欲の解消、対人交流など、自分の目的について最初に考えてみましょう。

　利用していて「当初の目的から外れているな」と思ったら、立ち止まることも大切です。

2. 健全な利用範囲を意識

　自分が経済的に負担にならない範囲内での利用をしましょう。

　もし依存性の芽があると感じたら目的を見直しましょう。

3. 信頼できる店舗と正規の方法で

　口コミや実績のある店舗選びを心がけましょう。

　セラピストとのプライベートなやりとりも踏み込みすぎないように注意することが大切です。

店舗やキャストによっては、Youtube動画や音声配信を行っていたり、ブログやSNSもあるのでチェックしておくとより、キャストについてイメージを掴みやすいでしょう。

4. 自分の感覚を大切に

　自分が心地よく利用できているかを大切にしましょう。

　少しでも違和感を感じたら見過ごさないようにしてくださいね。

　女性用風俗の中には、事前に無料相談を受け付けているところもあるため、指名するキャストが自分に合っているかどうかを確認するのにも役立てましょう。

どうだった？あや。

友達からは良い面をたくさん聞いていたんだけど、今すぐには利用しなくても良いかなー。

ありがとう！俺も頑張るから、何かやりたいプレイとかあったら遠慮無く言ってね。。

黒マッチョもいるよ！あや！

一旦黙って！

この記事を書いた人

本井 はる 元TENGA社員

大学院ではジャーナリズムを専攻し、新聞社の記者を経て、2019年-2025年夏までTENGAに在籍。

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