童貞は恥ずかしいことか
今回のお悩み
今年25歳になるのですが、童貞です。
彼女もできたことがありません。
現在は仕事も趣味も充実していて、童貞であること自体や彼女がいないことを、特にマイナスには感じていません。
ただ、何となく恥ずかしい感じがして、自分が童貞であることは隠しています。
やはり童貞であることは恥ずかしいことなのでしょうか?
早く童貞を捨てた方が良いのでしょうか?
(25歳男性)
専門家からの回答
編集部からの回答
福田 眞央 TENGAヘルスケア社員
保健体育科教員として勤めた後に大学院に入り、ジェンダー学・性教育を専攻。2021年からTENGAヘルスケアに携わり、10代向け性教育WEBメディア「セイシル」を担当。
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まず、童貞であることはまったく恥ずかしいことではありません!
恋愛や性の経験には「適切な量」、「正しい順序」、「年齢の基準」というものはなく、人それぞれです。
あなたが今、仕事や趣味を楽しみ、充実した毎日を送っているなら、それも立派な「人生の成熟」の形ではないでしょうか。
ただ、恥ずかしいという気持ちを無理に押し殺す必要もありませんし、童貞であることを他人に話す義務もありません。
性の話題はとてもプライベートな領域です。
セックスは「早くに経験すればいい」ものではない
また、「早く童貞を捨てたほうがいい」という考えにも根拠はありません。
そのような考えの人は、美味しいものを食べて、人に勧めたくなるのと一緒なのかもしれませんね。
「これを食べないなんて、もったいない!人生損している!」でも、好きな食べ物って人それぞれですよね。
セックスの初体験は早ければ良いというものではなく、将来の満足度を左右するのは「誰とどんな気持ちで経験するか」だと思います。
早く経験しても満たされない人もいれば、30代や40代、もしくはそれ以降に初めて経験して幸せを感じる人もいます。
中には一生セックスをしない人もいて、それもまた自然な生き方です。
もし「童貞を捨てたい」というより、「セックスを経験してみたい」と思うのなら、そのために恋愛や人との関係を少しずつ築いてみたり、出会いの場を増やすことは良いことです。
けれど、「今、無理にそうしなければいけない」ということではないと思います。
童貞にはメリットもある
むしろ童貞であることには素敵な面もあります。
性欲など性的なことに振り回されず、勉強や趣味、キャリアなどに集中でき、性感染症のリスクも極めて低い。
真面目で誠実な印象を持たれることもあります。
初めてのセックスをいつか出会うかもしれない「心から愛せる人」と経験できる可能性があるのも、とても貴重で幸せなことです。
私自身、相手が童貞だったことがありますが、「初めての相手に自分を選んでくれた」ことが嬉しく、一緒にお互いの心地よさを探していく時間はとても特別でした。
最後に少し視点を広げると、なぜ世間では「女性の処女」が尊ばれ、「男性の童貞」は恥ずかしいとされるのか?
それは古い性別役割の価値観が残っているからです。
性の経験は性別に関係なく「自由な個人の選択」であるべき。
焦らず、自分のペースで、自分の気持ちを大切にしていきましょう。
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童貞は恥ずかしいことではない
結論からお伝えすると、25歳で童貞であることは全く恥ずかしいことではありません。
仕事も趣味も充実しているのであれば、自分の時間を楽しむ方法を知っているはずです。
そんな中、童貞卒業というイベントを経験するだけのために、好きでもない人と付き合う必要はありません。
自分一人でも人生を楽しめていることは人として自立した魅力的な状態です。
慎重になる・自分のペースを守ることはポジティブなこと
早く経験すると男として一人前になるなんてことはありません。
世の中の古い価値観が何となく恥ずかしいといった気持ちになっているだけです。
最近の性への価値観は、「性に対して慎重になること」や「自分のペースを守ること」が誠実さとしてポジティブに捉えられるようになっています。
童貞を早く卒業したいという焦りは望まない形での経験になって、逆に嫌な思い出として残ってしまう可能性があります。
また、童貞であることは公表することではなく、自分のプライベートな情報です
隠していることは全く問題ありません。
充実した生活を保ちつつ、卒業の準備はしておこう
でもいつか童貞を卒業するかもしれないので、準備だけはしておいてください。
大切なパートナーが見つかったときのために、自分の清潔感を保ちつつ、今の充実した生活を継続しましょう。
25歳まで大切にしていた経験がプレミアムな価値につながる可能性もあります。
経験の有無で男としての価値観が決まることはありません。
むしろ仕事や趣味に打ち込めるあなたは十分魅力がある男性だと思いますよ。
今の充実した生活を思い切り楽しんでください。