痴漢にあった時の適切な対処方法が知りたい
今回のお悩み
電車で痴漢にあいました。
その時は大声も出せず固まってしまい、ただじっと我慢してしまったのですが、どうすればよかったのでしょうか。
思い出すのも嫌すぎて誰にも言いたくないし、相談するにしても恥ずかしくて話せず悩んでいます。
(20代 女性)
専門家からの回答

三沢 おりえ 総合危機管理アドバイザー
防犯と防災の危機管理アドバイザー。総合防犯士会理事。非常食マイスター。日本危機管理士機構所属。日本災害食学会員。防犯防災記事グッズ監修、Yahooニュース(記事)日経Xwomenアンバサダー、各種メディア総合防犯設備士、危機管理士、防災士として多方面で活躍中。
関連記事を見る編集部からの回答

古川 直子 TENGAヘルスケア社員
大学の心理学部で虐待問題について学ぶ。その後助産師資格を取得。助産業務に関わったのち、2019年にTENGAヘルスケアに転職。同年に性教育WEBメディア「セイシル」の立ち上げに携わる。現在はヘルスケア領域のPRや性教育業務を担当。
関連記事を見る今こうして行動したことを肯定してあげて
それは、とても怖い体験をしましたね。
大声も出せないし、逃げることもできないし…、どうしたら良いかわからない気持ち、よくわかります。
私も何度か痴漢にあった経験があるから、思い出す度に気持ち悪さと怖さと、悔しさで気持ちがぐちゃっとなります。
でもあなたはこうしてちゃんとそれを声に出して伝えてくれて、行動しているから、そのことを肯定してあげてください。
証拠や手がかりが大切できる対策を試してみて
痴漢は絶対にあってはいけないことだし、許せません。
もし可能なら、その時の犯人の特徴を掴んでなるべく記憶に残すこと。
人相、身体的特徴、髪型、服装など…これが警察や駅員に伝える時に重要になります。
痴漢の犯人は捕まらないと思って犯行に及んでる場合が殆どなのです。
本当は写真とか撮るのが一番だけど、そんな状況では無理ですよね。
証拠や手がかりが犯人捜しにつながることを覚えておいてください。
あとは、できるだけお尻を向けないようにすること、手で押さえる、嫌な予感がしたら振り返るなども小さいことだけど効果があったりします。
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「痛い」はやめてよりも言いやすいかも
本当に嫌な思いをされましたね。
怖かったり恥ずかしくて「やめてくださいと」言えない場合、「痛い痛い」と声を出すのがおすすめです。
勇気は必要ですが「やめて」よりは言いやすいでしょ?
周りの注意も引けますし、捕まりたくない痴漢に『この人は次に大声を出すかもしれない』という威嚇になります。
女性専用車両や防犯アプリなども活用を
痴漢は電車に乗る前から狙いをつける事もあるので女性専用車や女性の多い列にいる事、凛として背筋を伸ばし『抵抗しそうなタイプ』という雰囲気を出すのもおすすめ。
また痴漢は電車の乗車口付近が一番多く出没しますのでできれば避けること。
警視庁の防犯アプリ『デジポリス』の痴漢撃退音声の活用もおすすめです。
参考:HUFFPOST「痴漢です 助けてください」スマホ画面でSOS 警視庁の防犯アプリ『デジポリス』に注目集まる
一人で解決しようせずに必ず周囲に協力を求めて
一人で解決しようとするのは危険です。
周囲に助けを求める時は、何人かと目を合わせ、次の駅まで手伝ってくれそうな人をできれば見定めてお願いしたほうが協力してもらえます。
あなたは何も悪くありません、辛い時は信頼できる大人や心のケアの専門医に相談してください。